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伝道者の声

野口 幸生

召しだけを頼りに

高知東教会 牧師
野口 幸生

「この降りて来られた方が、すべてのものを満たすために…ある人を牧者、教師とされたのです。こうして、聖なる者たちは奉仕の業に適したものとされ、基督の体を造り上げ…」(エフェソ4章10~12節)

牧者・教師として献身を考えておられる皆さん、必要なことは唯一つです。あなたが主イエスから牧者・教師として召されているか。それだけです。

なので私たちが主の体なる教会としてなすべきは、召命を確かめることです。この思いが、主から与えられたのか、それとも単なる人の期待や自己実現の誘惑かと。

私は洗礼を受けてすぐ、宣教師として召されていると思い、牧師に相談したら「待て」と止められました。2年後、カウンセラーになるつもりでいた私は牧師室に招かれ「牧者として見て祈ってきた。幸生は牧師として召されていると思う。一緒に祈って確かめよう」と言われ、え、止めたやん! と思いましたが、主の召しに歩みたいですと祈り続け、導かれ、祈りの内に平安を与えられました。皆が同様の召され方はしません。が、所属教会の牧師の推薦、いや確信は必要です。何故なら牧者・教師に召された者は皆、主の教会に召されているからです。教会の頭であるキリストが確信を与えてくださいます。だから牧師と祈ってください。私は牧者・教師として召されているでしょうかと。そして教会の主に召されていると疑えなくなったら、主に委ねて飛び込んできてください。

洗礼・信仰告白と同じで、充分準備ができたから飛び込むという人はいません。不充分で結構。召しだけを頼りに来てください。召された方、世界の救いのために降りて来られた、十字架目がけて飛び込んで来られた方が、すべてを受け止めてくださいます。教会の献身に先だつ主イエス・キリストの献身が、尻込みするような者をも聖別して用いられます。

今思うと青臭い献身で、多くの迷惑をかけてきました。反省しています。でも後悔はしていません。イエス様が召してくださった道です。「あなたはわたしに従いなさい」と手を伸べてくださっている主に、お従いしましょう。永遠の大牧者であるキリストが私たちを用いてくださいます。