教員紹介
名誉教授
朴 憲郁パク ホンウク
諸宗教がひしめき合う日本およびアジアの文化圏において、あるいは逆に、無宗教・無神論的な世俗化の社会において、人間に真の救済と解放をもたらす福音の輝きをキリスト教神学の立場からいかに説得的に語り得るかが一大使命であろう。そのために、神学諸分野と諸教派を統合的に繋ぎ合わせる神学の営為が求められる。
- 略歴
1974年 1974年 東京神学大学大学院神学研究科修士課程 修了(神学修士)
1974年4月より1年間 (韓国ソウル)基督教大韓監理教神学大学 研修
1976年1月~ 在日大韓基督教会伝道師
1976年5月 在日大韓基督教会講道師受允
1978年2月 (韓国)大韓イエス教長老会神学大学大学院修了(Th.M.)
1978年 (韓国ソウル)大韓イエス教長老会神学大学大学院 修了(神学修士)
1988年12月ドイツ・テュービンゲン大学神学部博士課程 修了 新約学博士号取得
1994年より2018年まで東京神学大学専任教員、その後特任教員
2020年4月より山梨英和学院院長、その翌年より山梨英和大学学長を務める- 最終学位
- 神学博士(聖書神学)、テュービンゲン大学神学部、1988年12月
学位論文題 “Die Vorstellung vom Leib Christi bei Paulus”, 1988
参考:テュービンゲン大学 - 所属学会
- 日本聖書学研究所(所員)、日本新約学会(会員)、日本キリスト教教育学会(会員・理事)、日本キリスト教教育センター(会員・理事)、国際宗教教育・価値セミナー(The International Seminar on Religious Education and Values→ISREV)(会員)
- 専門分野
- 実践神学/キリスト教教育
- 関連分野
- 新約聖書神学、アジア・キリスト教伝道学
- 長期研究テーマ
- 宗教教育の聖書神学的な基礎づけと展開
- 短期研究テーマ
- 日本におけるキリスト教学校の一般教育および教会教育に対する意義と役割
- 著書・発表論文
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- 『朱基徹』、教会新報社、1983年
- Heon-Wook Park, “Die Kirche als Leib Christi bei Paulus”,Giessen/Basel, 1992.
- 「パウロにおける<キリストの体>としての教会理解」、『教会その本質と課題を学ぶ』、サンパウロ、1995年
- 「パウロ研究」、『現代聖書講座 第2巻』、日本基督教団出版局、1996年
- 「多宗教社会におけるキリスト教教育学の課題」、『福音の神学と文化の神学』、教文館、1997年
- 「教会における児童礼拝とその説教」、『説教と言葉』、教文館、1999年
- 『パウロの生涯と神学』、教文館、2003年。
- 共同監修・執筆、『10代と歩む洗礼・堅信への道』、日本キリスト教団出版局、2013年1月
- 「コメニウスの平和教育のヴィジョン」、上野峻一・田中かおる 編著、『恵みによって生きる人間の形成』―キリスト教教育の理論と実践―、<朴憲郁先生献呈論文集>、日本キリスト教団出版局、2018年3月、197~210頁。
- 『現代キリスト教教育学研究』、日本キリスト教団出版局、2020年
- [増補改訂版]『パウロの生涯と神学』、教文館、2021年
- 「キリスト教的人格教育の特性と今日的意義」―神学と教育の間で―、日本基督教学会編『日本の神学』62号、2023年9月、9~26頁
- 「キリスト教の源流」―イエスとパウロ―、慶應義塾大学教養研究センター 基盤研究 「教養研究」講演記録集、2022年度・2023年度、2024年3月、63~95頁
- その他、共著、論文多数。