2025年度入試情報

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学長室から――クラス別懇談会と初年次教育

 少し時間が経ってしまいましたが、4月17日はクラス別懇談会の日でした。年度初めの時期にクラス(学年)毎に集まり、担任も加わって、主に召命・献身について語り合い、また交わりを深める機会です。私が学長として担任する大学院前期課程(修士課程)2年生は横浜指路教会を会場にして行ないました。神学校における最終学年ということで、卒業・赴任を一年後に控えた一人ひとりから、今の思いを聞くことが恒例になっています。今年度も、神学校生活を通じて、神様が一人ひとりを育んできてくださったことを確認でき、嬉しく思いました。本学の理事長でもあられる藤掛順一先生と本学の卒業生で副牧師の川嶋章弘先生も全プログラム同席してくださいました。また、藤掛先生には横浜指路教会の歴史と教会形成について講義をしていただきました。
 なお、クラス別懇談会は、今年度から新入生のいる学年については「初年次教育」の一環に位置づけられるようになりました。「初年次教育」というのは、大学等へ進学した学生に対し、そこでの学びに適応できるように行なわれるものです。入学後、最初の年に実施されるので、このように呼ばれています。
 初年次教育の内容は一般に「スタディスキル」(学び方を身に付けるためのもの)・「スチューデントスキル」(求められる一般常識や姿勢)・「アカデミックスキル」(学習意欲の維持・向上に必要なもの)とされているようですが、クラス別懇談会は神学校という場所において求められる姿勢・態度を確認する機会であると共に、神学校での学びの意欲を維持・向上させるためのものであるとも言えるでしょう。
 さらに、翌18日にはI限からIII限までの3コマを使って生活倫理講座が行なわれました。前期は、恋愛・結婚・性の問題について、「生き方を問う性教育」と題して、元北陸学院大学学長の町田健一先生が今年も講師を務めてくださいました。これも「スチューデントスキル」にあたるものでしょう。同日のⅣ限には私が「レポート・論文の書き方」について話しましたが、これは「スタディスキル」にかかわるものです。(神代)