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学長室から――創立記念日・加藤常昭元教授逝去

 東京神学大学の創立記念日は5月19日です。どうしてこの日なのかと言いますと、1941年の日本基督教団創立総会にまで遡らなければなりません。この総会によって教師養成機関研究委員会というものが設置されますが、この委員会が文部当局と折衝したところ、教団立神学校を設置するようにとの要望を受けたのです。そこで、神学校特別委員会という新たに組織された委員会の検討を経て、男子神学校2校、女子神学校1校を設けるということが決まります。その結果、日本東部神学校・日本西部神学校・日本女子神学校という三つの神学校が設立されました。1943年の5月19日に、これら三つの神学校の開校式が、麹町区〔当時〕富士見町にあった日本東部神学校で行なわれたのです。5月19日を創立記念日とするというのは、この意味で東京神学大学が教団立の神学校であることを特に意識したものだと言えるでしょう。今年の教会の暦では、5月19日はちょうどペンテコステの日に当たります。この機会に改めて東京神学大学のことを覚えてお祈りいただき、御献金をもってお支えいただければ幸いです。
 さて、その本学において1962年から1988年まで(教授としては1964年から1986年まで)教鞭を執られた加藤常昭先生が、4月26日に95歳で天に召されました。本学在学中に先生に教えていただいた方は(私自身を含めて)数多いと思います。本学でのお働きを終えられた後も「説教塾」の活動を中心に、亡くなる直前まで御指導くださいました。先生をお遣わしくださった神様に感謝すると共に、ご遺族の皆様の上に神様のお慰めをお祈りいたします。(神代)