学長室から――改めて新入生について
5月23日には前期の学生総会が開かれました。今年度の学生会の活動にかかわる事柄を定めるものです。これは少々地味で面白味に欠ける話題ですので、今回は今年度の新入生たち14名について改めて御報告いたします。
まず、東京神学大学が教団立神学校であるということを覚え、日本基督教団の教会から推薦を受けた者の数について記しますと、今回は10名おります。また、14名の内、神学研修志望として迎えられたのは3名でしたので、伝道献身志望は11名となります。もちろん、神学研修志望で入ってから伝道献身志望に転じることもあります(実際、昨年度の編入者の内、2名が年度末に神学研修志望から伝道献身志望に移っています)。
新入生の年齢構成(4月1日現在)を見ますと、10代が1名、20代が3名、40代が2名、50代が6名、60代が2名となっています。相変わらず多様であり、50代以上が半数以上を占めていますが、その中で10代と20代で合わせて4名あたえられているというのは嬉しいことです(前年度のデータですが、学部全体では10代と20代が三分の一を占めています)。
もっとも、召命に年齢は関係ありません。アブラハムやモーセの場合を思い起こしてみても、私たちの内の誰を、いつ神さまが召してくださるかは、ひとえに神さまの御心によるもので、いくつであっても遅過ぎるということはありません。――神さまがお召しになっておられるその声が皆さんの中に聞こえていないでしょうか。(神代)