学長室から――全学懇談会
5月16日に全学懇談会が開かれました。私の記憶違いでなければ、私が在学していた頃、従って、40年近く前から始まった行事ではないかと思います。
当初は、学生から学校に対する要望や、日頃、感じている疑問などを出してもらって、教授会メンバーが応答したり、さらに議論したりという会でしたが、学生数の減少により、行事が整理され、こうした事柄は後期の神学校生活懇談会でカリキュラムや授業に関する要望と併せて扱われるようになりました。その結果、今日では、むしろ交わりの場としての機能を持つようになり、学生会執行委員会から示された主題について語り合う時間となっています。
今年度の主題は「一つ一つを味わって」。学生会執行委員会から事前に聞いたところからすると、多忙さの中で、改めて自分達の営みの一コマ一コマを、神様の召しに応えるという目的の視点から、しっかり見つめ直したいという思いがあるようです。多忙さを共有する身として、なるほどと思わされます。
「学長招待」という名目で昼食のお弁当も出ます。コロナ禍のため、しばらく控えていましたが、昨年度から再開しています。ささやかな彩りが交わりに取り戻されています。(神代)