東京神学大学

Tokyo Union Theological Seminary

東神大ニュース
2021.02.05 ()
入試情報重要なお知らせ

追加入学者選抜のアッピール

学長 芳賀 力

 新型コロナウイルス感染の状況が影響しているのでしょうか。神様の召しに応えて献身する者の数が今年は特に少なくなっています。そこで、ウイルス感染のため3月の入学者選抜試験を受けられない者のために予定していた追試験の日(3月16日)の応募枠をさらに拡大し、献身の志を与えられた者であれば誰でも志願できるようにしました。これは大学が次年度の入学者を求めようとするためだけの措置ではありません。献身者を募るということは教会全体の運命に関わることです。
 さしずめ現在の状況は、捕囚期の預言者第二イザヤの見た光景に似ていると言ってもいいでしょう。「エルサレムに良い知らせを伝える者を遣わそうとして見回しても、ひとりもいない。彼らの中に、助言を与えうる者はない」(イザヤ41:27-28)。本来なら、「山々を行き巡り、良い知らせを伝える者の足」は「いかに美しいことか」(イザヤ52:7)と称賛されるべきはずのものです。ところが、そのような福音の伝令者がいないのです。これが現在の日本社会の姿なのかもしれません。伝令者を生み出せないということは、神学校もまたそこに属している教会全体の責任でもあります。
 しかし、それでも神は捕囚の民を見捨てません(41:17)。傷ついた葦を折ることなく、暗くなってゆく灯心を消すことなく、ひそかにそっと目立たない仕方で、神に仕えようとする者を必ず起こしてくださいます。私たちはこの約束に望みをかけます。
 本学では伝道献身志望枠のほかに、神学研修志望枠があります。今すぐ牧師になることまでは考えていない方も、まずここからスタートできます。そして学んでいく中で、伝道献身の志が明確になれば、進路変更ができます。
 2021年度に向けての最後の訴えです。主は問いかけておられます。「誰を遣わすべきか。誰が我々に代わって行くだろうか」。「わたしがここにおります。わたしを遣わしてください」(イザヤ書6:8)。そう答えて、ぜひ思い切って一歩を踏み出してほしいと思います。

 ★追加入学者選抜の出願期間:2021年2月17日(水)~3月2日(火)
 ★追加入学者選抜の試験日: 2021年3月16日(火)